「なぜ、私が着たい『大人かっこいい服』は、いつもサイズが合わないの?」- EMROSE創業者の想いと、服作りの原点

「なぜ、私が着たい『大人かっこいい服』は、いつもサイズが合わないの?」- EMROSE創業者の想いと、服作りの原点

「なぜ、私が着たい『大人かっこいい服』は、いつもサイズが合わないの?」
- EMROSE創業者の想いと、服作りの原点

心惹かれる一着に出会う、あの特別な瞬間。

胸をときめかせながら試着室へ向かい、あるいは、届いた箱を急いで開けて、鏡の前に立った瞬間に訪れる、小さながっかり。

「着てみるとなぜかしっくりこない…自分には似合わないのだ。。」

これは、EMROSEの共同創業者兼ファッションデザイナーである、Le Khanh Vanが経験した悩みでした。

身長153cmの彼女が、自分自身のために、そして同じ悩みを持つすべての小柄な女性たちのために、服作りを始めた理由。その背景には、ファッションへの強い愛情と、妥協の連続だった自身の体験がありました。

EMROSEは、そんな彼女の想いから始まったブランドなのです。

理想と現実の壁。「Sサイズなのに合わない」という矛盾

私は昔から、「大人かっこいい」スタイルの洋服が大好きでした。

お店やオンラインで理想のドレスを見つけ、「Sサイズ」という表記に安堵して試着をしてみる。しかし、実際に着てみると、袖が長すぎたり、ウエストの位置が不自然に低かったり。特にロング丈のアイテムは、丈を詰めても全体のバランスが崩れてしまい、モデルが着ていたような理想のシルエットには、到底なりませんでした。

「私の好きなスタイル」と「私の身体に合うサイズ」。

この両方を満たす一着に出会うことは、本当に困難でした。いつの間には、「妥協した服選び」をしていたのです。

「私が本当に着たい服を、私の手で」- 決意の裏にあった、母の工房

「もう、妥協するのはやめよう。
私が本当に着たい服を、私の手で生み出そう。
そして、同じ悩みを持つ小柄な女性たちの力になろう」

この決意の背景には、母の存在がありました。

私の母は、長年お客様一人ひとりのためだけに服を仕立てる、オーダーメイドの仕事に情熱を注いできました。その工房では、ミリ単位の調整で、人の身体を最も美しく見せる服が次々と生まれていきます。

私にはファッションデザインの知識がある。そして、母から受け継いだ、服作りへの深い理解と最高の品質を形にするための環境があります。この2つが結びついた時、私の長年の悩みは、新しいブランドを創造するための、力強い情熱へと変わったのでした。

EMROSEの哲学 - 「フィット」がもたらす、本物の「自信」

EMROSEは、単なる小柄な女性向けのファッションブランドではありません。

私たちが目指すのは、「服が人に合わせる」という、当たり前でありながら忘れられがちな価値観の実現です。特に、ウエストと着丈。ここがほんの数センチ長いだけで、全体の印象は劇的に変わります。私たちは、熟練した職人チームと共に、この数センチ、数ミリの差にこだわり抜き、小柄な女性の身体を最も美しく見せるパターンを追求しています。

体にフィットした服を纏ったとき、人は自然と背筋が伸び、表情が輝きだします。その瞬間に生まれるものこそ、私たちが最も届けたい「自信」です。EMROSEの服は、その自信を引き出すための、いわば美しい“器”でありたいのです。

同じ悩みを持つ、小柄な女性たちへ。私たちが届けるのは「自信」という体験

私たちの服作りは、オーダーメイドの思想に深く根差しています。一つ一つの裁断、一本一本のステッチに、着る人の一日が輝くようにという願いを込めています。

「Sサイズ」の服を購入したのに、実際に着てみると丈が長すぎて、イメージと全く違う。そんな経験をしたことはありませんか?

EMROSEは、まさに、そんなあなたのためのブランドです。

自分にフィットする服を見つける旅は、自分自身が持つ本当の美しさと出会う旅です。EMROSEが、あなたが自分自身の物語の主人公になるための、一着となることを心から願っています。

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